会長ロナウドから苦しむストライカーたちへのアドバイス
怪物ロナウド。
私がテレビで見ていた頃は、バルセロナやインテル、レアル・マドリーなどで活躍していた伝説のストライカーです。
元ブラジル代表で、2002年日韓ワールドカップにも出場しているので、ご存じの方も多いと思います。
そんなロナウドは今、なんとスペインのバジャドリーというクラブの会長職に就いています。
チームの内情や選手移籍の裏側、クラブ経営など、普段見れないところが見れるので、とても興味深い番組です。
なかでも私が印象に残っているのは、ロナウドが得点を取れずに苦しむストライカーたちへ送った2つの助言でした。
ストライカーとして数えきれないほどのゴールを決めてきたロナウドだからこそ、心に響くものがあります。
1つ目は、「ペナルティーエリアではストライカーは守られている」
守備陣はPKを与えたくないため、慎重にプレーをするペナルティーエリア内。
「ストライカーは相手とボールの間に体を入れて、落ち着いてプレーするべきだ」と、ロナウドはアドバイスをしています。
2つ目は、「枠の1メートル内側を狙え」
「シュートに充分な威力があれば、枠の1メートル内側でもキーパーは止めることができない。だから枠のギリギリを狙う必要はない」と、ロナウドは話していました。
私自身もシュートの場面で力が入り過ぎたり、狙いすぎたりして、ゴールのはるか上に飛んでいったり、横へ外してしまったりすることがよくあります。
このロナウドのアドバイスは私の胸にも突き刺さり、今後は端を狙いすぎず、1メートル内側に威力あるシュートを打ち込もうと思いました。
膝が良くない人は股関節を使おう
先月の初めに膝の手術を受けました。
内視鏡手術で半月板の部分切除を行い、現在はリハビリの日々を送っています。
20歳の時に左膝で同様の手術を受け、今回は右膝で2回目の手術。
両膝とも半月板を削っているため、あまり負担をかけすぎると軟骨や骨に影響が出てくるそうです。(左膝はすでに影響が、、、)
今回はリハビリの先生からしっかり指導を受けているのですが、膝の負担を減らすためには股関節を使えるようになることがとても大切だとおっしゃっていました。
スクワットやランジのようなトレーニングを行う時も、膝が足先から前に出ないように股関節を屈曲させる。
足裏の前方だけでなく、かかともしっかり踏むことが大切なようです。
膝ではなく、股関節で吸収するようなイメージで行うと、確かに膝周りの痛みや違和感がなくなります。
あとは、股関節周りの筋力トレーニングもよく行っています。
もも前やもも裏の筋肉も使いますが、特にお尻の筋肉を使うトレーニングが多いです。
だいたいリハビリの次の日は、お尻が筋肉痛になっています。
膝が良くない方は、股関節を使うことを意識して、股関節周りのストレッチや筋トレを習慣にしましょう。
初動負荷トレーニングでまたサッカーが楽しくなった
30代に入ってから疲れの回復具合が遅くなり、今までなかった筋肉系の怪我をすることが増えてきました。
30代後半から40代に入ると、土日両日にサッカーをするのはもう無理なのかなと感じるくらい、体が悲鳴を上げていました。
そんな時に出会ったのが「初動負荷トレーニング」です。
「初動負荷トレーニング」とは、動き出す時だけ負荷がかかる独自開発のマシンを使い、反射的な動きを繰り返すトレーニング。
独特な動きで脳を刺激することにより、様々な筋肉や神経を連動させます。
また、血中の酸素を増やし、疲労物質や老廃物が滞らないようにするそうです。
野球のイチロー選手が日々行っているトレーニングだということは知っていたのですが、そのトレーニングジムに通い始めた友人からかなり効果を感じると聞き、私も3年前から通い始めました。
トレーニングのイメージとしては動的ストレッチのような感じです。
全然疲れるようなトレーニングではなく、回数も何回でもできてしまうくらい楽な感じなので、フィットネスジムのマシントレーニングとはかなり違います。
私自身が感じる効果としては、
①筋肉が柔らかくなる
②関節の可動域が広がる
③疲れにくくなる
④身体や怪我の回復が早くなる
まず、筋肉系の怪我をすることがなくなりました。
そして土日にサッカーをする時に、前日にこのトレーニングを行うことで体が軽く感じ、プレー中も疲れにくくなっていることを実感しています。
さらに、サッカー後にこのトレーニングを行うことで回復が早いのか、次の日も想像以上に動けることに嬉しくなります。
ちなみに私は40代なので、若い人にとって効果があるのかはわからないです。
トレーニングとの相性もあるかもしれませんが、シニアサッカーをしている方ならやってみる価値はあると思います。
シニアの方はぜひ。
内田篤人さんが教えるクロスボールへの合わせ方
先日、DAZNで配信されている「内田篤人のFOOTBALL TIME」という番組を見ました。
その番組内の「プレーヤーズラボ」というコーナーで、クロスボールをテーマに取り上げていました。
元日本代表の内田篤人さんが前線の選手のゴール前へ走りこむタイミングについて、クロスを上げる立場からすると、中の選手が早くゴール前に入りすぎてしまうことで、ボールを送りこむスペースが狭くなってしまうとのこと。
ゴール前に走りこむ選手たちも詰ってしまい、ボールを自分の前でとらえることができなくなってしまいます。
内田篤人さんはゴール前に入るタイミングとして、「ちょっと遅れるくらいでいい。昔、柳さん(元日本代表の柳沢敦さん)が前転してから入れって言われてた。」と、話をされていました。
そんなに遅いタイミングで入っていくものなのかと、私はちょっとびっくり。
一緒に番組内で指導されていた元日本代表の岩政大樹さんも「上げる方は半テンポ早く、中に入る方は半テンポ遅らせる。」と、それぞれのタイミングを説明されていました。
クロスボールに合わせる時は、
①ゴール前にスペースを空けておく
②前転してから入るくらいのイメージで、ボールが蹴られてから入る
私もこれを意識して試してみようと思います。
この「プレーヤーズラボ」というコーナーは、元プロサッカー選手たちが実際にプレーしながら教えてくれるので、とてもわかりやすいです。
サッカーが上手くなりたい人にはお勧めです。
遠くの方を見て、近くも見える、遠藤保仁選手
私は試合中、パスを受ける前に周りを見ていないことで、ボールを失ってしまうことが多々あります。
どこに相手がいるかがわからず、慌ててしまったり、ミスをしてしまったり。
「周りを見ろ!」と若いころから言われてきて、意識してプレーをしてきたものの、何をどう見たら良いのか具体的な結論が出ないまま、ただ首を振って、自分の周りを見ることだけしてきました。
そんな時に出会ったのが、遠藤保仁選手の本でした。
その本の中で、遠藤選手が周りを見る時にどんなことを意識していて、どう見えているのかが書かれていました。
「遠くのほうをしっかり見て、近くは残像で見る感じですかね。近いほうは自然に目に入ってきますから」(眼・術・戦/遠藤保仁×西部謙司より)
この言葉を私が実際のプレーで試してみると、確かに遠くを見ながらも近くをぼんやり見ることで、周りの状況が広く把握できているように感じました。
もちろん、一方向だけではなく、小まめにいろんな方向の遠くを見ておく必要がありそうです。
遠藤選手は小学生や中学生の頃から、自分で考えて、周りを見る練習を公園などでしていたそうです。
子供の頃から周りを見る練習は大切ですね。